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防災のすすめ13 高松塚の解体が終わりました。 犯人は誰だ!
超国宝級の壁画、飛鳥美人などが描かれた
高松塚の解体が終わりました。
国民の注目の中、この程、無事に解体
されました。
高松塚に隣接して遊歩道が造られる
計画が立てられた際に、10年ほど前に
農家の人が、野菜の貯蔵穴を掘った際、
凝灰岩の切石があったという話が、
地元出身の関西大学の網干善教教授に
伝わったのが、壁画発見のきっかけでした。
発掘調査をする計画が立てられ、昭和47年
(1972年)3月2日に発掘が開始されて、
世紀の大発見が3月21日のこと。
前日には、春一番が吹き、龍が天に
昇るような荒れた天気だったといいます。
以後、高松塚旋風が吹き荒れて、文化庁
の下で保存の計画が立てられて、昭和
49年8月に保存施設の建設が開始され、
最新の空調設備を持った施設が完成した
のが昭和51年(1976年)8月。
しかし、発見から34年後、国民に伝え
られたのは、黒いカビなどで汚れた飛鳥
美人の顔や四神図の悲しいニュースでした。
一体、何時からこのようなことになったのか、
また、この犯人は誰なのか?
完全だと言われていた空調施設すら役立
たなかったのは何故?
色々と責任論や犯人探しが渦巻く中、損傷
の進行が止まらないとなって、解体して、
壁画を修復するということになったのです。
石室を覆う土を慎重に取り除きながら
調査を進める課程で、徐々に明らかに
なってきたのが、この古墳が、700年
前後に築造されてから9回も奈良県を
襲っている南海道大地震が、主犯だった
ということです。
雨水の浸入を防ぐために、石室は幾層
にも土が固く突き固められていて、スコップ
の歯が立たない硬さです。
石室の上の土の層のあちこちで、亀裂
や断層が入っていて、1mの所では深さ
40cm、長さ2mにも及ぶ大きなものも
見つかりました。
更に石室の天井石には割れているもの
もあり、地震のすさまじさが見てとれる
状態だということでした。
こうした割れ目の隙間から、湿気と共に
黒いカビが石室内に入り込み美人を
無残な姿にしてしまったいうことで、
地震の罪の深さに泣かされることに
なったのです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
安全と安心の非常持出袋の準備は?