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防災のすすめ

521 緊急地震速報

平成19年10月1日より、気象庁による

世界初の緊急地震速報が始まります。

気象庁と防災科学技術研究所が設置して

いる全国の約1000箇所の地震計から、

常時、情報が気象庁に集められていて、

解析や分析が行われています。

この中に大地震に相当するものがあれば、

自動的に気象業務支援センターを通じて

速報されます。

概ね、震度5レベル以上の地震が発生した

ときに、速報のシステムを通じて、特定の

利用者や一般の人たちにも地震の発生を

連絡すると共に、本震(主要動)までの

時間の余裕を教えてくれます。

この仕組みは、地震によって発生する

二つの震動波の岩盤を伝わる速度の

差から、大きな揺れである主要動が

来るまで、何秒の余裕時間があるかを

コンピューターで計算して速報します。

当然、震源に近い場所では、揺れに備える

時間的な余裕は短いですし、逆に遠い

場所では、時間は充分あっても揺れが

弱くなって、被害を心配する必要がない

こともあり得ます。

主な地震波には、P波と呼ばれる第1波と

S波と呼ばれる第2波があります。

P波は、進行方向に平行に振動して、

岩盤中では一秒間に約7kmものスピードで

伝わり、この地震波が初期微動を起こします。


P波と同時に発生したS波は、進行方向に

対して直角に震動して、岩盤中では、一秒間に

約4kmの速さで伝わり、大きな揺れを起こします。

主要動と呼ばれるこの揺れによって、被害が

引き起こされます。

一秒間に約3kmの地震波の伝わる時間差

から震源から30km離れていれば、約10

秒間の時間の余裕があると計算されて、

この地域には地震の発生と共に、大きな

揺れが来るまでにあと何秒の余裕があり

ますよ、という内容の速報がされます。

揺れの到達時間までのカウントダウンが

されるということになります。

全てが音声や画面での表示で速報される

わけではありません。一般的には、警報音や

音声による地震の発生の一方的な連絡だけ

になります。

これによって、人々は、例え一秒間でも、

備えや対策を取れるメリットがあります。

家庭では、危険な場所から退避や火元

対策などができます。

公共機関では、新幹線などの運転制御、

走行車両への通知や誘導、信号機の

制御。そのほか遊具やエレベーターの

制御、病院や工場などの安全確保、

施設内にいる人々の避難の誘導や指示など

多方面でのシステムの活用が期待されます。


「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心の非常持出袋の準備は?


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