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忘れた頃に来た天災03 地震考古学
地震と考古学とは、一般的には、関係が
なさそうに思われています。
しかし、地震と考古学とは非常に大事な
関係が在るのです。
今から20年ほど前、1987年頃に、
寒川旭(さんがわ あさひ)氏によって
提唱された新しい考古学の分野です。
古墳や遺跡・遺構の発掘調査の現場で、
地震によって生じた断層や噴砂(地震
よって生じた割れ目に液状化した砂礫が
入り込んだもの)の状況を基に、地層に
含まれる遺物の年代差から地震が
起こった時期・年代を古文書などと
照合しながら、特定してゆく学問です。
ある遺跡で断層が見つかったとします。
断層のある地層の上の部分に、弥生
時代後期の遺物が含まれていて、
断層のある地層の上に古墳時代の
遺物を含む層が堆積していれば、
その地震は、弥生時代の後期に
起こったことが判るということです。
また或る活断層で、繰り返し複数の
断層や噴砂現象が見つかれば、
それらの地層に含まれている遺物の
年代差から、その活断層の動く
おおよその周期が推定されて、地震の
予知につながることになります。
また或る活断層帯で地上に断層の
痕跡(段差や道のずれなど)が
見つかれば、周辺の遺跡で特定
された地震の発生時期や規模と
古文書などの記録などから、その
断層は、どの時期に発生したかが
判ることになります。
また、その周期が推測されていると、
同じ規模の地震が、いつ頃発生するか
という推測が可能になります。
この意味では、非常に判りやすい地震の
予知学問であり、一般の人には理解し
易く、説得力の在る論理です。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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