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災害の知識集548 地域消防活動の始まり
全国の自治体で大事な役割をになっている部署に、
消防の部門があります。
現在、役所の消防署に所属する職員は、日常的な
防火や防災の啓蒙活動のほか、消火栓その他の
設備の保守・点検作業や避難の安全確保の確認や
巡視など広範囲の仕事分野が含まれています。
消防士として、訓練を受けて資格を持つ人たちで
組織された消防隊員は、24時時間待機で、
イザという時には、組織的な消火活動が要求されます。
日本で、最初の組織された「消防隊」は、江戸時代
の享保年間に遡ります。
儒者であった荻生徂徠が、「江戸の町を火災から
守るためには、町組織の火消組を設けるべきである」と、
時の町奉行であった大岡越前守忠相に進言したのが
始まりとされています。
このときに,越前守忠相が出した奉行令では、
「「火災が起きたときは、風上及び左右二町以内から、
火消人足を三十人ずつ出すべきこと」と定めて、
常時、火災の発生に備える「店火消(まちびけし)」
がつくられました
イザという時に集合した人足達は、組織的な
行動の訓練がされていなかったので、うろうろする
ばかりだったようです。
享保3年(1718年)には、町火消がつくられ、
享保5年(1720年)になって、おなじみの
「いろは四十八組」が組織されて、地域の
防火・防災対策を担う柱となって行きました。
それぞれの組は、地域の代表として働く
ようになりました。
やがて、地域の組は、纏(まとい)を掲げて、
お互いが競うようになり、「町火消」の地位
向上と共に「定火消」や「大名火消」に並ぶ
評価を受けるようにんり、「町火消」全盛時代を
築きました。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」の
時代の始まりです。