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災害の知識集549 消防組織の始まり
最初の消防組織は、350年余り前の江戸時代に
作られました。
享保3年{1718年)、荻生徂徠の進言を受けて、
大岡越前守忠相の奉行令で発足した「店火消」が
発展して、享保5年(1720年に)には、江戸の
町には、「いろは四十八組」と隅田川を挟んだ
東側には、16組の「町火消(まちびけし)」が
組織化されました。
地域消防隊、今で言えば自治消防団と
いうことでしょうか。
現在では、残念ながら、この自治消防団の
維持存続に黄信号が灯っています。
既に赤信号の所すら少なくありません。
お決まりの、過疎化や少子化、そして若者の
青年団離れ、地域社会とのコミュニケーションや
接触を避ける流れが拍車を掛けているからです。
消防の組織化は、江戸時代に始まりましたが、
慶安3年{1650年)に幕府が、旗本2人を
「火消(じょうびけし)役」に任命したのが始まりです。
将軍吉宗の時代の享保2年(1717年)には、
大名をトップとする「大名火消(だいみょうびけし)」
が組織化されて、武家屋敷や江戸城を火災から
守る消防組織が出来上がりました。
遅れて、享保5年に、鳶職人などが中核となって
活動する「町火消」が組織化され、町民の拠出金で
運営されました。
いろは四十八組には、それぞれの区割りで町域が
定められましたが、一旦、火が出ると、その地域の
組だけが消火に当るのではなく、他の組からも競って
消火活動に当り、お互いの組の手柄や威勢を競いました。
ただ単に、火災の時だけ集まって駆けつける
のではなくて、普段から、組員の親交を深め、
防火・防災技術の習得訓練のを含めた組織的な
活動が行われるようになり、地域の防犯や防災
対策のかなめ的な働きを持つようにもなりました。
人数の多い組は「よ組」で720人、少ないのは
「本組」で25人という記録があります。
700人以上の組織を現場で統率するのは
大変だっただろうと、思いますが、25人では
ちょっと心もとない感じですが、ここは、お寺の
多くある地域だたので、住民も少なかったでしょうし、
また、空間地が多く在ったのでバランスが取れ
ていたのでしょう。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋の備えは?