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災害の知識集001 中央防災会議 文化財の被害予想
政府は、近畿圏で発生すると予測される
M7クラスの地震による文化財への被害
予想をまとめました。
政府の中央防災会議は、2月18日に、
近畿・中部圏でM7級の直下型地震が
発生した場合に、主要な6断層帯について
重要文化財建造物の損壊・焼失の被害が
予測される内容を報告しました。
6断層帯とは、京都市内直下の花折断層、
大阪府と奈良県の境を走る生駒断層、
大阪市直下の上町断層、
京都府から奈良県に伸びる奈良盆地東縁断層、
京都から大阪に延びる京都西山断層、
それと名古屋市の猿投ー高浜断層です。
それぞれの重要文化財建造物の損壊の
予測内容は以下の通りです。
花折断層
滋賀県今津から京都市内を通り京都府宇治まで。
京都市の直下型の地震となるために
最大の被害が予想される。
清水寺本堂、東寺五重塔、平等院鳳凰堂
など51件の国宝を含む重要文化財建造物
255件の損壊が予想されている。
全国の国宝の24%を占める。
生駒断層
生駒山系に沿って南北に伸びる断層。
法隆寺、東大寺、春日大社、薬師寺など
国宝建造物 55件を含む、重要文化財
222件の損壊の被害が予想されている。
奈良盆地東縁断層
京都府宇治から奈良市南部地域。
京都府と奈良県にまたがる地域で、生駒
断層の被害予想の建造物と重なるが、
東大寺、春日大社などを含む国宝 36件
を含めて重要文化財建造物136件に上る。
上町断層
大阪市の直下型。
住吉大社など国宝 4件を含む78件の
損壊の被害が予想される。
京都西山断層
京都盆地西縁から大阪府側に連なる断層。
京都府と大阪府にまたがる地域で、
国宝10件を含む重要文化財建造物
80件の損壊の被害が予想される。
猿投ー高浜断層
豊田市から大府市を経て西尾市に至る
愛知県西部の断層帯。
国宝1件を含む重要文化財建造物
17件の損壊の被害が予想される。
6断層合計で、国宝 113件を含む重要
文化財建造物 580件が、今回の報告書で
損壊・焼失の被害が予想される対象建造物に
上げられています。