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災害の知識集003 北極海の氷が消えてゆく
北極海を覆う氷の面積が年々縮小しています。
昨年記録された観測史上最小の面積が、今夏には更に、
縮小することが明らかになってきています。
宇宙航空研究開発機構が衛星の画像分析の結果から
冬には増える氷の面積が、夏には解けて縮小する増減
を繰り返しながら、近年は、地球温暖化の影響で年々
縮小していることが米航空宇宙局の地球観測衛星に
搭載した日本製機器を使った観測で判明しました。
過去の画像のデーターの比較から、’08年4月には
05年の4月と比べて、多年氷の分布面積が半分程度
までにも減少していて、特に、北極点付近では多年氷
が消えてなくなっていることが判りました。
北極海の海氷が史上最小面積になっている状況を
北極圏を飛ぶ日航機が高度約10000mから撮影した
写真でも記録されています。
北極海の観測を続ける海洋研究開発機構の報告では
07年9月には、425.5万平方キロ・メートルまで
面積が減少していて、’05年9月の最小面積から
106万平方キロ・メートルも減少しています。
反面、北極海の海氷面積の減少は、北極海航路に
とってはメリットが出てきたことであり、新たな最短
航路の開拓が始まっています。
更に北極海の資源探査などにはロシアが非常に力を
入れていて、北極海に面する米加をはじめ、各国の
探査競争に拍車がかかっています。
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