非常持出袋って何? 災害避難に備えて家族を守るのが非常持出袋です

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「袋」のいろいろ

03 大黒さんも非常持出袋を持って。

大きな袋を背中に、右手には打ち出の

小槌を持っている大黒さん。

米俵の上でにこやかに笑い、足元には

ネズミがいるおなじみの姿の大黒さん。

食糧と財運の神様。子孫繁栄の神さん。

大黒さんは、正式には、大黒天。

天部という仏教の守護神の仏さんです。

大黒さんの生まれはインドです。

ヒンズー教の神さんで本名は、マハー カーラ。

マハーは、偉大な、大きい という意味。

カーラは、暗黒、真っ黒、時 の意味。

インドから日本に伝わって、日本の仏さんに

なった時に、大黒天と呼ばれるようになりました。

生まれのヒンズー教では、マーハー カーラは

「大暗黒天」と呼ばれ、青黒い顔に憤怒の相を

した、破壊と豊穣の神として信仰されています。

ところが、日本へ渡ってからは、豊穣の面が

強調され豊穣と財福の神様に変身し、顔の

様相もふくよかになり手に財福を象徴する

打ち出の小槌を持つようになりました。

では、左肩に担いでいる袋の正体は

何なんでしょうか?

ここから話が複雑になります。

簡略に言えば、出雲神話に登場する

大国主命が因幡の海岸で赤裸にされた

ウサギを助ける場面で、肩に袋を

担いでいる姿が、一方の原型です。

大国主命は、八十神(多くの神々)の兄弟

の末っ子で、兄達にいじめられ、迫害を受

けていました。

因幡の海岸に居た時も、兄たちの大事な

持ち物を袋に詰めて、持たされていたのです。

兄達の宝物を袋に入れて担がされていた

のでしょう。

大国 = ダイコク = 大黒 という読みの

共通から、いつの頃からか、姿も合体されて、

大黒天が袋を担ぐようになったようです。

また、大国主命が根の国(死の世界)で、

焼き殺されそうになった時に、ネズミが出てきて、

大国主命を助けたという説話から、ネズミも

大黒天にお供をするようになりました。

ネズミは多産ですから、子孫繁栄の意味を

持ちます。

ここで、生まれ変わったヒンズー教の神様は、

大黒さんと親しまれて、五穀豊穣、財福に

子孫繁栄の神様として庶民の信仰を一手に

集めるようになりました。

そして、宝物が詰まった袋を担いだ、ふくよかな

姿は、福の神として、七福神の代表格に

なっています。

この袋こそ、非常持出袋の原点ではないでしょうか?

「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

非常持出袋の準備は出来ていますか?

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