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「袋」のいろいろ811布袋さん 布袋尊の袋
七福神でおなじみの布袋さんも、大黒さんと
同じ様に大きな袋を担いでいます。
布袋さんは、俗称で、本名は釈契此
(しゃくかいし)と呼ばれた、中国の唐時代
(618-707 )の終わり頃に、浙江省の
明州に居た実在の僧侶です。
いつも大きな袋を担いで、決まった寺が
あるでもなく、あちらこちらと泊まり歩いて
いたそうです。
謂わば、さすらいの僧というところでしょうか?
背負っている袋の中身は?
大黒さんは、兄弟から預かった宝物を袋
に入れていましたが、布袋さんの袋には
高価なものではなく、日々の生活に備えた
身の回り品と、行く先々で受けた施しの品や
食べ物を入れていたそうです。
伝えられる話では、僧侶であるにもかかわらず、
生臭いものでも、何でも一緒に袋に入れて
いた型破りの異形の僧侶であったようです。
担いでいた袋に、日々の生活に欠かせない
物を入れていたとすれば、これは非常持出袋
の元祖であったともいえます。
布袋さんは、七福神像で描かれている
ように、大きなお腹をして、でっぷりとした、
恰幅の良い体形であったようです。
布袋さんの没後、江南地方で、布袋尊の
姿を描く習慣が広がり、これが、その後の
中国の「弥勒仏」の姿形の原型となりました。
中国を旅行して、寺院の仏さんに出会うと
姿形が布袋さんと同じように大きなお腹を
出して、座って居ることに気付かれるでしょう。
布袋さんの姿は、中国の仏さん、「弥勒佛」、
そのままの姿なのです。
日本では、黄檗宗の本山、万福寺の天王殿で、
出会うことが出来ます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
安全と安心の非常持出袋の準備は?